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女たちは声をあげはじめた

~『私たちにはことばが必要だ』からみる韓国の女性たちのいま~

 
 
 
 
タバブックス
 

 2018年、韓国では「私たちはもう泣き寝入りはしない」と女性たちが#MeToo, #WithYou の声をあげはじめました。日常的な性差別、性暴力に対し、「NO」と高らかに進む彼女たちの姿に、世界中から共感と連帯の思いが寄せられています。
 『私たちにはことばが必要だ~フェミニストは黙らない』は、著者イ・ミンギョンさんが江南駅女性殺害事件を契機に「これまでの私ではいられない」と出版した本です。日常的に性差別、女性嫌悪にさらされている韓国の女性たちに、これ以上の苦痛や我慢をしなくてもいいんだと勇気を与える日常会話のマニュアル書として、韓国の若い世代に支持されています。
 今回はこの本の翻訳に携わったすんみさんと小山内園子さんをお招きして、翻訳作業の中から見えてきた韓国の女性たちの今を語っていただきます。家父長制、女性差別、性暴力。日本と共通する環境にある韓国の女性たちが、どのように闘い、声をあげていったのか、そこから私たちがどのようなメッセージを受け取るのか、一緒に考えたいと思います。
 

 あなたには、自分を守る義務がある。自分を守ることは口をひらき、声をあげることからはじまる――
 

 
 

※今回の対談は、10/18~21開催予定の韓国スタディーツアーの事前学習を兼ねていますが、どなたでも参加できます。詳細はこちら
https://www.hoshien.or.jp/program/katsudouya/koreastudytour2019.html
 

開催概要

日時 

2019年7月13日(土)18:30~20:30

場所

早稲田奉仕園内 リバティ・ホール

講師

すんみさん、小山内園子さん(翻訳家)

司会:梁・永山聡子さん(早稲田大学他非常勤講師)

定員

80名(状況に応じて定員を引き上げる場合もあります)

参加費

一般1000円、学生500円

※参加費は当日現金にて頂戴いたします。事前のお振込みは不要です。

申込方法

以下「お申込みはこちら」よりフォームをお送りいただくか、

メール、電話にてお申込みください。

申込締切

2019年7月12日(金)

講師紹介

すんみ さん

早稲田大学大学院文学研究科修了。訳書にキム・グミ『あまりにも真昼の恋愛』(晶文社)、共訳書にリュ・ジョンフン他『北朝鮮おどろきの大転換』(河出書房新社)、など。
 

小山内園子 さん

東北大学教育学部卒業。社会福祉士。2007年、社会福祉士として派遣された韓国「ソウル女性の電話」にて、差別や暴力被害に苦しむ韓国の女性たちの現状を知る。
訳書に、姜仁淑『韓国の自然主義文学 ―― 韓日仏の比較研究から』(クオン)、キム・シンフェ『ぼのぼのみたいに生きられたらいいのに』(竹書房)、リュ・ジョンフン他『北朝鮮 おどろきの大転換』(共訳、河出書房新社)、チョン・ソンテ『遠足』(クオン)など。
 

梁・永山聡子 さん

在日朝鮮人3世として、アクティビズムとアカデミズムを架橋する人生を歩む。専門は社会学、関心は、ポストコロニアル社会における植民地主義残滓のフェミニズム(旧宗主国と被植民地国のフェミニズムの権力関係)。具体的には、南北朝鮮、中国・海南島の日本軍性奴隷制度被害女性たちの生き方を研究。大学非常勤講師、ふぇみ・ゼミ、ゆるふぇみ、希望のたね基金、在日朝鮮人人権協会性差別撤廃部会、アジア女性資料センター運営委員。
 

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