『時を超えて未来へ』スコットホール保存活用募金ご協力のお願い


「スコットホール保存活用募金ご協力のお願い」

 
スコットホールは、米国の ハリエット.E.スコット女史らの寄付により1921年に完成、翌年献堂式が行われました。W.メレル.ヴォーリズの図面を基にして、早稲田大学内藤多仲研究室に在席していた今井兼次氏が最終設計を手掛けました。以来、今日にいたるまでキリスト教会の礼拝、学生や市民による活動の場として使われてきました。
1991年には、大正期の煉瓦造建築の希少性が認められ、東京都の「歴史的建造物の景観意匠保存事業」に選定されました。
このたび、築100年を超える建物の耐久性・利便性の向上をはかり、より多くの方々にその魅力を発信するための整備を実施することとなりました。併せて、スコットホールの文化的価値を伝える催しも企画しております。
早稲田奉仕園のシンボルとしてだけではなく「人々に愛され続ける場」として、今後も豊かな働きを行いつつ、後世に引き継いでまいりたいと存じます。 
皆さまのご理解・ご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
 
 公益財団法人 早稲田奉仕園
   理事長  内田勝一
        理事一同

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ースコット夫人がベニンホフへ宛てた手紙ー

 
カリフォルニア州、パサディナ、アーボリータムにて 1921年12月30日親愛なるベニンホフ博士、
スコットホールの正式な会堂開きをあなたと一緒に迎えることは、きっと私の大きな歓びになったことでしょう。
けれども式への参加は全く不可能なので、このメッセージを送ります。兄弟たちへ、心からのご挨拶をいたします。
自分自身を見つめ、仰にしっかりと立ち、雄々しく強くあれ。
すべてのことを愛のうちに成し遂げるように。
これが、私の贈る言葉です。あなたがたのために私は祈ります。
使徒たちと預言者たちの礎の上にあなたがたの働きが築かれますように、イエス・キリストご自身が「隅の親石」となられますように、と。
この上ない願いを込めて
 

ハリエット・E・スコット
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スコットホール維持保全改修に係る費用
 
2025年度    1階講堂部分空調設備更新  600万 
2025~26年度  1階講堂部分音響設備更新  200万 
2028年度    屋根瓦および外壁補修   2,800万 
 
外構整備                  200万 
その他                   200万 
 
合計
4,000万円
 
募金3000万円及び助成金(東京歴史まちづくりファンド)、自己資金
 
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募金方法

 
期 間:2025年7月から2028年6月までの3年間
目標額:3,000万円
方 法:
・銀行及びゆうちょ振り込み
クレジットカードでの募金(stripeというサイトにリンクします)
・クラウドファンディング(期間中2回2025年度・2027年度を予定)
 

募金は、所得税・相続税・法人税の税制上の優遇措置があります。
また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。詳しくは早稲田奉仕園HPをご覧ください