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記録映画〈戦後在日五〇年史 在日〉から30年 上映会&トーク

〜在日女性・クィアが語る、あれから変わったこと・変わらなかったこと・そしてこれから変えたいこと〜

 「在日」を生きるとは、「日本」を生きること———。

今年は1945年から80年の節目。スコットホールで呉徳洙(お どくす)監督の〈戦後在日五〇年史 在日〉を上映します。

『敗戦時、日本には200数十万もの朝鮮人がいた。日本の敗戦は朝鮮の「解放」であった。朝鮮人は祖国を目指した。内的・外的事情で帰りそびれた人々はこの地で生きつづけた。いつしか、この人たちは「在日」と呼ばれるようになった。』(監督のことば)

1997年に公開されたこの映画は、解放から50年に及ぶ「在日」の歴史を映像化したもの。在日をめぐるさまざまな出来事を、膨大な映像資料、証言をもとに年代順に追っていきます。前半「歴史編」と後半「人物編」合わせて4時間半となる大作ですが、今回の上映会では「歴史編」(2時間15分)のみを上映します。

「五〇年史」から早30年。それから在日コリアンの状況はどう変わったでしょうか、あるいは変わらなかったこととはなんでしょうか。
 
今回は、トークゲストに在日本朝鮮人人権協会より朴金優綺さんをお招きし、「歴史編」に描かれていない在日女性やクィアの視点から「日本を生きること」について、そしてこれからの百年史に向けて私たちが何を変えていけるか語らっていきます。

 

 

関門海峡

 

 
植民地時代、鳥居の前に立つ朝鮮人

 

 

新潟港から出航する帰国船

 

 
指紋押捺拒否運動
関門海峡
 
植民地時代、鳥居の前に立つ朝鮮人
新潟港からの帰国船
 
指紋押捺拒否運動

開催概要

日時

2025年11月8日(土)17:30〜21:00 [17:15開場]

場所

早稲田奉仕園スコットホール

☆車いすOK。スロープ用意のためフォームにてお知らせください。

登壇者

朴金優綺さん(在日本朝鮮人人権協会)

司会:早稲田奉仕園スタッフ(在日コリアン3世)

定員

100名(状況に応じて定員を引き上げる場合もあります)

参加費

一般1000円、学生500円

※参加費は当日現金にて頂戴いたします。事前のお振込みは不要です。

申込方法

以下「お申込みはこちら」よりフォームをお送りいただくか、メール、電話にてお申込みください。

申込締切

2025年11月7日(金)

その他

情報保障について:本作品は日本語字幕がない作品であるため、代替策を検討中です。情報保障は「トーク」時のみ、日本語字幕の表示をする方向で調整中です。対応が至らない可能性もございますが、そのほか不安や困りごとがある場合お気軽にお問い合わせください。

program@hoshien.or.jp

講師紹介

朴金 優綺(ぱくきむ うぎ) さん

在日本朝鮮人人権協会事務局員、朝鮮大学校講師、歌手。朝鮮学校差別問題をはじめとする在日朝鮮人の人権問題や日本軍性奴隷制問題を国連の人権条約機関に働きかけ、差別是正勧告を引き出してきた。同協会性差別撤廃部会の事務局として「日本軍性奴隷制の否定を許さない4.23アクション」、在日朝鮮人女性の交流会、在日朝鮮人性的マイノリティの交流会などを開催。各地の朝鮮学校で人権教育/包括的性教育も実施している。共著に『マイノリティ・ライツ 国際規準の形成と日本の課題』、編著に『内なる壁を突き破る~在日コリアン女性のハラスメント事例集~』など。

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