浅草・弾左衛門の史跡をたどるフィールドワーク
皮革産業に大きな役割を果たしている浅草、とくに幕末を生きた弾左衛門(だんざえもん)という人物の史跡をたどりながら、現代の部落差別や職業差別を考え直すフィールドワークを行います。被差別部落出身者の祖先が部落差別に対してどのような抗議をし、どのような自尊感情をもって差別と向き合ったのか、また被差別部落が培ってきたと畜や皮革産業の技術によって生産された皮・膠(にかわ)・ゼラチンなどの素材がいかに私たちの暮らしや文化に大きな役割を果たしているかを学びます。
予定
10:00 事前学習
12:00 昼食
13:00 フィールドワーク
①刑場跡
②弾左衛門屋敷・役所・革靴工場跡
③今戸橋・山谷堀・本龍寺
④今戸神社
⑤白山神社跡
⑥浅草新町裏門跡
⑦皮革産業資料館
⑧回向院・小塚原刑場跡・非人供養塔・観臓記念碑
⑨延命寺
16:00 終了/南千住駅近くの延命寺で解散
参考図書
①「弾左衛門とその時代」 (河出文庫) 、塩見 鮮一郎 (著)
*近世社会における長吏や非人の社会的役割 2章 弾左衛門という制度(14P)〜3章弾直樹の生涯(小伝)(111P)
②「松本順自伝・長与専斎自伝 」(東洋文庫 386)
*13代弾左衛門と幕府の御典医・松本良順・新選組局長・近藤勇との出会 い(60 P−68P)
③「皮革産業沿革史. 上巻」皮革産業沿革史編纂委員会 編 東京皮革青年会
*弾直樹の製革・製靴業の創設(123P-139P)
④「部落の歴史 像―東日本から起源と社会的性格を探る」藤沢 靖介
*戦国時代の皮革生産者の社会的役割、長吏呼称の意味(33 P〜48 P)
※①は書店。②〜④は都立図書館。
皮革産業資料館
観臓記念碑
延命地蔵
開催概要
日時 |
2019年6月15日(土)10:00~16:00 |
---|---|
場所 |
(台東区蔵前2丁目7−6) |
集合 |
同上 (都営地下鉄浅草線、蔵前駅から徒歩3分) |
講師 |
NCC部落差別問題委員会 水野松男さん |
定員 |
20名 *定員に達したため、お申込みを締め切りました |
参加費 |
1000円(昼食代込)
※その他、移動費として都バス2回乗車代(420円)自己負担。
※参加費は当日現金にて頂戴いたします。事前のお振込みは不要です。 |
申込方法 |
以下「お申込みはこちら」よりフォームをお送りいただくか、
メール、電話にてお申込みください。 |
申込締切 |
2019年6月8日(土) |
講師紹介
水野松男 さん
(公社)東京部落解放研究所職員、部落解放同盟東京都連合会常任書記、NPO法人インド子ども人権基金理事、日本キリスト教協議会(NCC) 部落差別問題委員会委員、全国キリスト教学校人権教育研究協議会運営委員、日本基督教団補教師、元立教大学兼任講師。
執筆論文および著書に、月刊「部落解放」763号(2018年10月号)、「解放新聞東京版」947・948号(2019年1月1日・15日)、『就職差別撤廃の現状と課題―部落解放同盟東京都連合会の取り組みから』、『部落差別撤廃と皮革生産への思い 新たな時代を拓いた 弾直樹の功績』など。
対応するまなび舎と活動舎
まなび舎 | STUDY HALL |
---|---|
活動舎 |
|