写真パネル巡回展 帰還困難区域に生きる 

  東京電力福島第一原子力発電所
事故後10年をむかえる想いの記録


かつて、福島県阿武隈高地の住民たちは、豊かな自然の中で互いに協力しあいながら、歴史や伝統文化を大切にして、地域に根付いた暮らしを営んできました。しかし、原発事故はこれらの一切を奪い、住民たちはふるさとへの想いを胸に、避難先で知人や親類と離れ離れの生活を余儀なくされています。いまだ厳しい立ち入り制限が続く帰還困難区域ではふるさとの荒廃が進み、国の復興再生拠点事業に伴って住み慣れた家々の解体が進みました。事故後10年の今、懐かしいふるさとの風景は大きく変貌しています。
本展は、自分たちの暮らしの営みをふり返り、未来に向けて再び歩みだしたいという、住民たちの想いを綴った写真パネル展です。

会期 2021年3月3日(水)-3月7日(日)
時間 10:00-19:00 初日12:00- 最終日17:00