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“ストップ!入管法改悪 つくろう!難民保護法”

写真展「日本社会と難民~クルド人のまなざしから~」&
ドキュメンタリー映画『この国と私』上映会&トーク

 画像をクリックすると、pdfが開きます

 国を持たない最大の民族・クルド人は世界全体で2000万~3000万人いるといわれています。その内、約2000人がこの日本に住んでおり、その多くがトルコ政府の迫害から逃れ、日本に保護を求めている難民です。しかし、日本では未だに一人もクルド人は難民認定されておらず、安心して暮らせる在留資格もないまま、不安定な生活を余儀なくされています。その中には日本で生まれたり、幼少の頃から日本で育った子どももたくさんいます。
 在日クルド人の日常は、この国の不平等なシステムに、どのように脅かされながら続いているのでしょうか。この写真展では、クルド難民を長年支援・取材してきた人々による記録写真を通して、日本ですでに共に生きているクルド人や難民のこれまでとこれからを考えます。また、クルド人をはじめとする、世界各国からの難民や移民に対する入管の長期収容問題についても考えます。
 
※紙媒体のチラシをお手に取られた方へ
内容に一部訂正がございました。上記内容が正しいものとなります。
※チラシに「最終日のみ18時まで」と記載されていますが、日曜日と月曜日も18時までの誤りでした。申し訳ございません。(4月16日追記)
 

★写真展開催前の4月3日(土)19:00~に、プレイベントとしてオンライントーク「カザンキラン一家とドーガン一家が残してくれたもの」を開催します!詳しくはこちら

長期収容に苦しむクルド人

 


入管収容施設に長期間収容されたクルド難民申請者デニズさん。不眠のため深夜に職員に薬を求めたものの認められず、デニズさんが抗議すると職員5~6人ほどが取り囲み、「制圧」が始まった。デニズさんの喉元を指で突き上げ激しい痛みを与える、手錠をかけ後ろ手に拘束する、両腕を締め上げるなどの激しい暴力行為を行った。現在、デニズさんは入管職員に暴行を受けたとして、国を相手に損害賠償の訴訟を行っている。(撮影日:2019年1月19日、撮影者:東日本入国管理センター職員)
※写真は裁判の証拠として法務省が提出した映像を、デニズさんの代理人弁護士が2019年12月19日に公開。その映像画面をキャプチャーしたもの。 

 

 

東日本入国管理センターから解放されたクルド人難民申請者デニズさん。長期収容によって精神状態が悪化、自殺未遂を繰り返すようになった。収容に耐えられない状態と判断され、ようやく仮放免の許可が出た。出迎えた日本人の妻との抱擁。(撮影日:2020年3月24日、撮影者:樫田秀樹)

クルドの若者の今

 

 

 
 
日本で育ったクルドの若者たちは、正規の在留資格を持てず、将来への不安を抱えながら生活している。それでも彼らは自分の人生を受け入れ前を向き、日本で友人を作り、夢中になるものを見つけ、全力で青春を生きている。その姿はこの国に住む一人一人と同じものだ。(撮影者:齊藤幸子)

 
長期収容に苦しむクルド人

 


入管収容施設に長期間収容されたクルド難民申請者デニズさん。不眠のため深夜に職員に薬を求めたものの認められず、デニズさんが抗議すると職員5~6人ほどが取り囲み、「制圧」が始まった。デニズさんの喉元を指で突き上げ激しい痛みを与える、手錠をかけ後ろ手に拘束する、両腕を締め上げるなどの激しい暴力行為を行った。現在、デニズさんは入管職員に暴行を受けたとして、国を相手に損害賠償の訴訟を行っている。(撮影日:2019年1月19日、撮影者:東日本入国管理センター職員)
※写真は裁判の証拠として法務省が提出した映像を、デニズさんの代理人弁護士が2019年12月19日に公開。その映像画面をキャプチャーしたもの。
 

東日本入国管理センターから解放されたクルド人難民申請者デニズさん。長期収容によって精神状態が悪化、自殺未遂を繰り返すようになった。収容に耐えられない状態と判断され、ようやく仮放免の許可が出た。出迎えた日本人の妻との抱擁。(撮影日:2020年3月24日、撮影者:樫田秀樹)

クルドの若者の今 

 

日本で育ったクルドの若者たちは、正規の在留資格を持てず、将来への不安を抱えながら生活している。それでも彼らは自分の人生を受け入れ前を向き、日本で友人を作り、夢中になるものを見つけ、全力で青春を生きている。その姿はこの国に住む一人一人と同じものだ。

 
日本で育ったクルドの若者たちは、正規の在留資格を持てず、将来への不安を抱えながら生活している。それでも彼らは自分の人生を受け入れ前を向き、日本で友人を作り、夢中になるものを見つけ、全力で青春を生きている。その姿はこの国に住む一人一人と同じものだ。(撮影者:齊藤幸子)

開催概要

日時 

2021年4月16日(金)~21日(水) 12:00~19:00(日曜日・月曜日・最終日は18時まで)

※終了時刻を訂正いたしました。

*イベントは終了いたしました*

場所

早稲田スコットホールギャラリー

参加費

入場無料、申込不要

【同時開催】
ドキュメンタリー映画『この国と私』上映会&監督トーク

 
 クルド難民デニズさんを軸に、入管の長期収容問題に焦点を当て制作されたドキュメンタリー。トルコでクルド人が直面している深刻な暴力の背景、そこから逃れるためにやってきた日本で難民申請が却下されつづけ長年の収容生活を余儀なくされる現状が、デニズさん本人や弁護士への取材を通して明らかになってきます。この国の不平等なシステムの標的となったデニズさんの鋭い問いかけや洞察は、私たちに一体何を訴えかけているのでしょう。
 上映後のトークでは、監督の中村隆介さんと助監督の飯野遼平さんに、取材をするに至った理由や経緯、そして長期収容問題に対して考えることなどをお話しいただきます。
 

 

※映画はYouTubeにて既に公開されているものですが、監督トークは奉仕園による特別企画です。ぜひご参加ください。映画はこちら

日時 

2021年4月18(日)のみ

映画上映会 13:15-14:00(開場13:00)

監督トーク 14:00-15:00

*イベントは終了いたしました*

場所

スコットホール222号室、オンライン配信

講師

中村隆介さん(監督)、飯野遼平さん(助監督)

定員

会場:10名

配信:30名

参加費

1000円、学生500円

※会場参加の方は、当日現金にて頂戴いたします。事前のお支払いは不要です。

※オンライン配信で参加の方は、オンライン決済(クレジットカード)もしくは口座振り込みが可能です。詳しい支払い方法は、お申込フォームを送っていただいた後にメールでお知らせします。

申込方法

以下「お申込みはこちら」よりフォームをお送りください。

申込締切

2021年4月17日(土)

※口座振込ご希望の方は、15日(木)までに申込と振込みをお願いいたします。

監督紹介

中村隆介 さん(学生映像作家)

2019年、沖縄の基地問題をテーマにしたドキュメンタリー制作に参加。その後、映像制作を続ける中で日本の難民問題に関心を持ち、2020年から本格的に取材を始める。8ヶ月間の制作期間を経て、昨年11月に完成したドキュメンタリー作品「この国と私」では監督を務めた。

飯野遼平 さん(学生映像作家)

大学入学後、一本のドキュメンタリーを見たことをきっかけに移民/難民問題を知る。これまでにイタリアでのフィールドワークや日本で暮らす難民の方への聞き取り活動を行い、現在は大学の研究会で入管問題と日本における人権のあり方について勉強している。

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